なぜ声質は変えられるのか?|垢抜けた歌声を手に入れよう。
皆さんこんにちは。ボイストレーナーの金子です。
いきなりですが、この2つの音源を聴き比べてみてください。
【音源1】
【音源2】
1つ目のBeforeが(間違った)ボイトレを始めて1年半経った頃の歌声。
Afterが今です。
自分でいうのもアレですが、
Beforeもめっちゃくちゃ下手ってわけじゃないと思います。
が、明らかにAfterの歌声になってから
周りからの反応が激変しました。
「めっちゃ上手い!歌い方教えて!」とシンプルに褒められるようになるのは
元歌下手としては死ぬほど嬉しいですね。笑
頑張ってボイトレしてきてよかったな、、と思う瞬間です。
またAfterを聴いてもらうと、ありがたいことに多くの人から質問をもらいます。
「何をやったんですか?!どうやったら歌が上手くなりますか?」
こんな声を沢山いただくのは、本当に嬉しいですね。
じゃあ実際に僕が何をやってきたのか?
BeforeとAfterで何が違うのか?
それは、声質です。
声質改善を行い、声を根本から魅力的にしていったことで、歌声全体の質がグッと上がったんです。
歌声が生まれ変わったと言っても過言じゃありません。
—-
僕は歌を始めた頃から、自分の歌声の「素人感」にずっと悩んでいました。
正しいボイトレをして、高音も少しずつ出るようになってきて音程も当たるようになってきた。
でも何かが決定的にプロの歌声と違う…
明らかにプロの歌声と比べて、自分の歌声はダサいし、垢抜けていないんです。
芋っぽい歌声。。。
ハッキリ言って、当時は何が問題なのか?
自分でも分かっていなかったので
毎日が辛かったですね。
どんなに歌声を磨いても、元が悪ければどうにもならないのかな?と。
そう本気で思ってました。
あまりに辛くて、普段飲みもしないお酒をヤケクソになって夜通し飲んでしまったこともありましたね。
今思うと何やってんねん、って話なんですが。w
そうやって悩みに悩んでいた時、先生の助言は今でも
僕の心に突き刺さっています。
金子
「プロと僕の歌声の違いって何なんですか?
プロっぽい洗練された歌声になるためには何が大事なんですか?」
先生
「ぶっちゃけ声質が重要なんだよ。結局は声質が歌声の第一印象を決めるからね。
歌唱力ばっかり磨いても声がダメなら意味ないよ。笑」
ハッとしました。
そうです。
僕はずっと、歌唱力を磨いていたからダメだったんです。
高音域を伸ばして、声量を出して、裏声を磨いて、ビブラートを手に入れて、、
ずっとずーーっと歌唱のスペックだけを磨いてました。
でも重要なのは、その歌唱力をラッピングする”声質”だったんですよ。
声というのは、人間の顔みたいなもの。
看板であり、ぱっと見の第一印象を大きく左右する要素です。
顔が可愛ければ、or カッコ良ければ性格やら何やら、他の要素も全てよく見えてくるのと同じで、
声質さえバシッ!と決まっていれば、歌声全体が素晴らしく見えてしまうんですよね。
声質さえ魅力的なら
音程も、声量も、フェイクも、トリルも、ビブラートも、全ての歌唱スキルがキラキラと輝き出します。
でも反対に、声質がダメならいくら歌唱力や歌唱スキルが高くても
誰からも見向きもされません。
実際僕がそうでした。
ボイトレを積んでそれなりに歌唱力は上がりました。
高音も出るし、声量もあるし、音程もとれる。抑揚もつけられるようになった。
それなのに、周りからの評価はイマイチ。。
今思えば当たり前です。
声質を磨いて
“歌唱力の高さ”を分かりやすく皆んなに見えるように可視化してあげること。
これこそが僕が最優先でやるべきことだったんです。
このとき、
「声質を魅力的にするしかない」
そう思いました。
でも当時の僕は戸惑ってました。
なぜなら、声質なんて生まれつき決まっていて変えられないと思ってたからです。
でも先生はあっけらかんとした顔で続けます。
「声なんていくらでも後から変えられるよ。」
…
お口ポカーンです。w
「へ?あんた、何言ってんの?」状態です。笑
でも詳しく話を聞いてみると、理屈は納得できるものでした。
声質は、喉のポジション(位置)が決定すること。
だから理想の喉のポジション取りを
できるように筋肉やパーツを動かす練習をすればいいだけ
とのことでした。
こうやってやり方が全部ハッキリ分かることが、僕は何より好きです。
だって声質を変えるためのロードマップが敷かれているなら、
後はそこを無心で一直線に走っていくだけですからね。
確信が持ててからは、話が早いです。
僕は声質をとことん磨いていきました。
毎日が最高にワクワクして楽しかったですね。
もうね、シンプルに毎日楽しいんです。
出せなかった声質をちょっとずつ出せるようになる喜び。
声が綺麗に生まれ変わっていく喜び。
理想の声質に近づいていく喜び。
そのどれもが、僕にとって新しい体験で本当に楽しくて、嬉しくて
ワクワクです。
だって、”声が変わる”んですよ?
冷静に考えるとやばくないですか?
大人になって伸びないと思ってた
身長が毎日伸びるくらいの衝撃です。笑
実際声質が変わってから、
周りから歌声をめちゃくちゃ評価されるようになりました。
嘘だろ?ってくらい反応が変わったんですよ。
「めちゃくちゃ歌上手いですね!」
「どうしたらそんなに上手く歌えるんですか?」
というシンプルな褒め言葉をたくさんもらうようになりました。
歌唱力は何も変わってないのに、です。笑
これが魅力的な声質の威力か、、と驚きましたね。
なんか声を変えるって
“歌声の整形”みたいなものだなって思いました。
根本から歌声の印象をガラッと変えることができて、
周りからの評価も180度変わる。
そんなことを可能にできる整形級のチートスキルは、声質改善以外ないです。
身をもって思い知りました。
声質改善をして本当に良かったなと思っています。
逆に先生から声質の重要性を教えてもらわなかったら?
声質を改善しなかったら?
と思うと、怖すぎます。
本当に恐ろしいです。
冗談抜きで、どんなに歌唱スキルを磨いても、ずっと誰からも評価されることのない
音楽人生を歩んでいたと思います。
歌唱力はあるのに、評価されない。
そんな悔しいことはないです。
だからこそ歌唱力を高めながら、それを分かりやすく魅力的な形で
提示できる「魅力的な声質」を早く身につけていて良かったなと思います。
そして、これを読んでくれている人にもぜひ魅力的な声質を手に入れてほしいです。
これからの発信では、声質を魅力的にする考え方、方法についても触れていきたいと思ってるので
楽しみにしていてくださいね。
それでは、ありがとうございました。