声質改善はパターンゲー。誰でもできる本当の理由
ボイストレーナーの金子です。
僕が今回、声質に関する講座を案内しようと思ったのは
“声質は後天的に変えられる”ということを知らない人がかなり
多いと思ったからです。
実際、昨日もらった質問でも
「声質は生まれつき変えられないものと思って、自分の声質に諦めていました」
というものがありました。
ですが、結論そんなことないです。
誰でも、今の声の状態がどんな状態であっても
理想の声質を手に入れることができます。
僕なんて、元々は志村けんみたいなキンキンした鼻声をベースに、
さらに声がこもる、、
という最悪な声質でしたからね。w
カラオケに友達と行くと、必ず「声キモくない?笑」
とゲラゲラ笑われる始末でした。
そんな状態からでも声を変えられるわけです。
なぜなら、声質改善というのはパターンゲーだからです。
そもそも、どんなシンガーの声質も
いくつかの発声パターンに当てはまっているんですね。
たとえば、シンガーAは▲▲みたいな声だけど、
これは喉の〇〇の筋肉と××のパーツが同時に動いているからパターン1に当てはまるな。
(パターン1は仮につけた名前です)
あるいは、シンガーBはAと違ってちょっと深みがある声だけど、
これは喉の◻️◻️のパーツが◎方向に動いているからパターン2に当てはまるな。
こんなふうに、どんな声質も結局はいくつかのパターンのうちの一つでしかありません。
そして、そのパターンに持っていくための確かなロジック(トレーニング法)が解明されている以上、
楽勝です。
つまり、声質のパターンさえ知ってしまえば、
自動的にやるべきことが導き出され、
あとはその通りにやるだけなのです。
こんなのカンニングペーパー片手にテスト解くようなものなので、
正直言って超楽勝なんです。
答えが分からないから皆苦労するんであって、最初から答えを知った状態で進めれば何も怖いことなんかありません。
あとはやるだけ状態ですからね。
逆に僕からすると、多くの人がこの声質のパターンを知らないまま”感覚で”声を変えようとしているので、
むしろそっちの方がむずかしいんじゃないか?とすら思います。
「鼻に響かせて鼻腔共鳴すると声が明るくなるから、、」
「とにかく声を胸に当てて深い声を作って、、」
などなど、色々と感覚で声を探し当てるようなことをしているみたいなんですよ。
でも実際、そうやってセンスや感覚で声を変えようとしている人たちを見ていると、
みんな全く声が変わってなかったり、仮に変えられたとしても
全然望む声になっていなかったり。。
とにかくめちゃくちゃに苦労しています。
これからもやり方を変えない限り、5年経っても10年経っても彼らは同じことで悩み続けているでしょう。
でもそれも当然です。
求める声の答えも知らなければ、そこに辿り着くためのルートも知らないんですから。
歌手の声質がどんな状態なのか?
それと比較したときに自分に足りないのはどんな要素なのか?
それをロジカルに説明できなければ、
それって目指すべき声の答えすら分かってないってことです。
当然、そこにいくためのルートも分からない。
つまり分からないゴールに向かって、
よく分からない地図(練習法)を頼りに
ひたすら走っているってことになりますよね。
受験でいえば、志望校の過去問を一切見ずに受験勉強しまくる、みたいなイメージです。
そりゃ無理ゲーですよね。
だからこそ僕はロジカルに声質を捉えて、パターン化した上で
狙って声質を変えてきたんです。
だから自分の狙い通り、理想通りの声質に今なってます。
声質が変わって、周りから歌を褒められる回数が格段に増え、
それは確かな自信につながりました。
「すごい!めちゃくちゃ歌うまい!」
「めっちゃ声きれい!」
こんなふうに狂ったように褒められる経験なんて初めてだったので、
鳥肌が立つほど嬉しかったですね。
もちろん、その僕の声が好みじゃない人もいるでしょうが、
僕の声はいくつかに分類できる声質の種類(パターン)の一つにバッチリ当てはまっているので、
刺さる人にはめちゃくちゃ刺さります。
実際、僕のスクールにも「僕みたいな声質を手に入れたい」と思ってくれている人も
相当数いますからね。
本当にありがたいことです。
結局、誰にも刺さる声質なんてないのだから、
一定の層にぐさっと刺さればそれでいいのです。
話がそれましたが、まとまると
声質を変えるためのパターンというのは決まっているので、
それを学べばオッケーということです。
だから安心して魅力的な声質を創っていきましょう。
いよいよ、明日の夜21時に講座の案内を一斉配信します。
楽しみにしていてくださいね。
それでは、ありがとうございました。