ガナリ発声の方程式

 

こんばんは。ボイストレーナーの金子です。

先日、ガナリ発声についての記事を発信しました。

 

「ずっと求めていた発声です!」

「力強いガナリを出したいです!」

 

すでにめちゃくちゃリアクションをもらっていて、本当に嬉しいですね。

これからもガナリ発声について発信していくので、僕の発信は見逃さないようにしてくださいね。

 

▼▼▼続きを読む▼▼▼

 

さて。こういうことを言うと結構驚かれるんですが、

僕自身、正直言って最初はガナリ発声にあまり興味がありませんでした。

 

僕はジャンルとしては、ポップスが主に好きなわけですが、

ガナリはポップスでは使わないと思ってたからです。

 

「ガナリなんてロックでしか使わない一発芸みたいなもんでしょ。」

「ガナリとか喉痛める発声だろ。愚の骨頂だわ、あんなの。w」

 

そう思ってました。苦笑

 

今思うと、頭1000回ぶん殴ってやりたいくらいアホなわけですが、

当時の僕は本気でそう思ってたわけです。

 

でも現実問題ガナリ発声は、今どのジャンルでも使われてます。

ロックはもう言うまでもないですが、今ではポップスでもフツーに使われてますからね。

 

髭男、ミセス、米津玄師、Da-iCE、Nissy、、etc…

 

一流のアーティストなら使えて当然。

言うなれば、ガナリ発声はミックスボイスみたいな基本的なスキルとして位置してます。

 

だからこそ当時の僕は悩むわけです。

 

「ん?なんか米津ザラザラした声出してないか、、、?」

「あれ?Nissyってこんな怒ったみたいな声出せるんだ、、カッコいいな。。」

 

ポップスのシンガーでも、要所要所ではサラッとガナリをやってのけているわけですよ。

 

でも、一方の自分は。

ガナリを使うべきところで、弱々しくクリーントーンで歌ってしまう。

 

当然全く、サマになりません。

 

悪い意味で声が綺麗すぎるんです。

ガラガラと荒々しい声を出すべきところで、つるんっとした声。

 

ダッサ、、、

 

。。。

。。。

。。。

 

「ああああああああああ!!!!!!

結局、ガナリ必須なんじゃん!!!!習得したああああああああああい!」

 

となったのが、ガナリ発声を練習し始めたきっかけです。笑

 

そしていざガナリ発声を習得してみたら

一気に歌唱の幅が広がって、周りの反応もガラリと変わりました。

 

ガナリ習得前「へー。歌上手いんだね」

ガナリ習得後「ファ!?!?」

 

冗談抜きでこんな感じです。w

なんというか、一目置かれるようなリアクションに変わったんです。

 

恥ずかしい話、僕は自分に自信が欲しくて歌を始めました。

だから、周りから褒められることが嬉しくて嬉しくてしかたなかったです。正直笑

 

ガナリ発声を身につけてから、毎日がハッピーでいつでもニヤニヤしてました。

 

大学の授業中、バイト中、歩いているとき、いつでもどこでもニヤニヤしていて、

工場バイトで何度も食品レーンの動きを止めたほど、ボイトレのことしか考えてませんでした。笑

 

マジで側からみたら不審者そのものだったと思います。w

 

でもそれぐらい嬉しかったので、ほんっっっとうにガナリ発声を習得してよかったと思います。

こんなふうに魅力的な歌声に変われたのは、間違いなくガナリ発声の威力のおかげです。

 

だからこそ習得してよかったと思ってるし、多くの人にガナリ発声を

指導しているんですよね。

 

とはいえ、がなり発声の習得は難しそう、、

喉を痛めそう、、、

 

と、昔の僕のように躊躇してしまう人も多いです。

 

ただそれは勘違いでガナリ発声の習得は誰でもできます。

特別な才能やセンス、喉の強さ、何も必要ないです。

当然、喉を痛めずに安全に習得できます。

 

昨日も話した通りで、ガナリは知識ゲーであり、

ガナリ習得のための公式が存在してます。

 

数学で公式を覚えて使いこなせるからこそ、問題を何なく

解けるようになるのと同じで、

ガナリ習得の公式をきちんと覚えれば、誰でも迫力あるガナリ発声はできるようになるんですね。

 

その方程式について今回は触れていくんですが、

まずは下記をみてください。

ガナリ発声の方程式


ガナリ発声 = ベルティング × ノイズ(仮声帯)

 

こうやってみると、ガナリ発声の仕組みはめちゃくちゃシンプルです。

ベルティングボイスで地声感のある高音をがっつり出して、

そこにノイズを乗せていきます。

 

①ガナリ発声の土台はベルティング

 

先日話した2種類のガナリ発声の②(みんなが習得したいプロが使ってるやつ)を

出すには、思い切りデカい声でベルティングを出すことが喉の構造上、必須です。

 

ガナリ発声は、地声発声時に使う筋肉をガッツリと使います。

その点ベルティングは当然地声の筋肉をガッツリ使う発声ですよね。

 

だから、ガナリはベルティングの土台があって初めて成り立つものなんです。

 

だからこそ、ガナリ発声習得のためには

実は、ベルティングの精度を磨いていかないといけません。

 

正直、これはガナリ発声を本当に理解している一部の人からしたら当たり前の知識ではあります。

もしかしたらこれを今聞いても「ふーん、そうなんだ」くらいにしか思わない人も多いと思います。

 

でも、この情報だけでとんでもない価値があると僕は思ってます。

 

ガナリ発声習得の半分はベルティング発声で決まってしまう。

 

この事実を多くの人は知らないから、ベルティングの練習をせずに

声をガラガラ鳴らすガナリもどきの練習だけをして

沼ってしまうわけですので。。

 

だからこそ、僕の生徒には

ガナリの練習と同時にしっかりと地声感のある発声を固めておくように、口酸っぱく指導してます。

 

ベルティングをしっかりと練習しながら、

バリバリとしたノイズを乗せていく練習をしていくと、ガナリ発声は本当にあっさりと完成します。

 

まずはこのことを覚えておいてくださいね。

② ノイズは後からついてくる


ノイズ感は仮声帯で鳴らすのはすでに触れてきた通りです。

だからこそ多くの人が、仮声帯を鳴らす練習ばかりを頑張って、

一生懸命ノイズ感を出そうとしています。

 

咳払いして声を出してみたり、ヒカキンボイスみたいなボイパをやることになっているんですが。。

 

でもだからこそ、彼らは自然なガナリ発声ができてないんですよね。

 

というのも、ベルティング発声の土台を固めた上で

適切にガナリ発声の訓練をしていくと、ノイズ感(バリバリ、ガラガラ感)は、

自然に出てくるんですよ。

 

ノイズ感は出すものじゃなくて、適切なトレーニングの結果として

“勝手に出るもの”なんです。

 

ノイズ感は出すものじゃなくて、出るもの。

 

この考え方を持っておいてほしいなと思います。

 

こんなふうに、ガナリ発声はベルティング×ノイズ感というシンプルな公式で考えることができます。

 

当然、さらに深ぼって考えて練習していく必要があるわけですが、

まずはこのシンプルな公式。これさえ抑えておけばオッケーです。

 

ここまで話してきましたが、ガナリ発声には

意外にもベルティングの完成度を高めることが大事だ、ということが分かってもらえたと思います。

 

ベルティング発声の練習 ✖️ 適切なガナリの練習

これができれば完璧です。

 

ただ、これを深ぼった情報や練習方法を体系的にまとめているものって

中々ないし、多くの人がガナリ迷子になってます。

 

そこで、今回ガナリ発声の習得に特化した専門講座を開講することにしました。

僕、今までガナリの研究には人一倍力を入れてきた自負があります。

 

それこそ、ざっと見積もっても300万以上のお金と、膨大な時間をガナリ研究に突っ込んできました。

 

研究中、考えずぎて蕁麻疹出て体調不良になってくらい真剣に

研究を続けてきましたし、今でもその知識をアップデートさせ続けてます。

 

そんな僕の努力の叡智をギュッと詰め込んんだガナリ発声研究の

集大成となる講座をこの度開講します。

 

前回の募集からずっと温めてきた講座を、今回再び解禁します。

当然、とんでもない威力を持つ歌唱スキルを再現性高く教える講座です。

 

先に言ってしまいますが、参加費は高額です。

 

ですが、バイト頑張って参加している学生さん、沢山います。

副業頑張って参加している社会人の方、沢山います。

 

ハッキリ言います。

本気なら、どうにか資金を捻出して参加してください。

 

当たり前にその価値があります。

 

もちろん強制参加ではありません。

ですが本気の人のみ参加して欲しいと思って、今回の講座をご案内します。

 

案内は明後日の夜21時にできればと思います。

楽しみにしていてくださいね。

 

それでは、ありがとうございました。