地声感が足りない?ならこれで決まり。【歌声音声あり】
地声感を出す方法ですが、
結論から言うと、ベルティングボイスを習得しましょう。
理由はシンプルで、
ベルティングなら、地声の延長で声を引っ張れるからです。
まあ、よく考えれば
地声で高音を出す以上に、地声感があるものはないから当たり前なんですけどね。笑
(ベルティングは、何回か解説したことがあるかもですが、
一応解説しておくと、
地声のまま(もしくは地声の延長で)高音を出すスキルです。)
ミックスボイスが、地声と裏声がつながる3b的な柔らかい声ならば、
ベルティングは、はっきり言って”張り上げ”ですね。
安全で喉に負担がない張り上げって感じでしょうか。
アーティストで言えば、
ワンオクのTakaさん
UVERworldのTAKUYA∞さん
GRAYのTERUさん
ミセスの大森さん
髭男の藤原さん
ゆずの岩沢さん
TMの西川貴教さん
バックナンバーさん
などなど、他にも部分的にベルティングを使っている人も
含めるととんでもない数のプロが当たり前に使いこなしています。
と言いますか、
一般的に僕らが聞いているアーティストのほとんどが
ベルティングを使っていると言っていいんじゃないかな?とすら思います。
(下手したら、みんながミックスボイスだと思っているのがベルティング説すらあります)
みんなが「ここは地声の高音だな〜」と思っているところがだいたいベルティングだということです。
だって純粋なミックスボイスのアーティストを探す方が大変ですから。
平井堅さんとか、スピッツさんとかmiwaさんとか。かなり限られてきます。
とまあ、こんな感じで地声感で言えば、ベルティング以上に地声らしさを出す方法がないので、
必然的にベルティングの習得が必須となるわけです。
実際、僕も高音の裏声感で悩んでいた一人でしたが、ベルティングに救われた一人です。
僕の場合、
ミックスボイスを練習していくうちに、
「低音と高音は綺麗に繋がるし、正しいミックスになってきたけど、なんかだんだん裏声っぽい声になってきてないか?
なんか高音がキンキンして、地声っぽくないぞ?」
と悩んでいたんですよね。
だって正しいミックス発声の場合でも高音は裏声ですから。
だからどうしてもミックスでは納得できなかったんですよ。
で、そんな時に先生に教えてもらったのがベルティングだったのです。
そんなふうに、ベルティングと出会って練習を重ねて
初めてベルティングを出せた日は、本当に嬉しかったですねw
もちろんその頃はまだ、出来立てだったから安定しないし、軽いベルティングだから、
重たい声は出せませんでした。
それでも高音は、完全に地声の延長の感覚だし、いわゆる
平井堅さん的なミックスとは明らかに響きが違うんですよ。
※その時にカラオケで歌ってた音声がこれ。
(最高音はhiC)
雑ですね。雑w
出来立てホヤホヤで不安定だし声も軽かったですけど、
今までのミックスの感覚と別次元の感覚にびっくりしたのを覚えてます。
もう、換声点で切り替わる感覚とか1mmもないんですよ。
ぜーんぶ地声の延長。
「え?!?!この声なら、低音から高音まで全部地声でいけるじゃん!」みたいな。w
よく”声を繋ぐ”とか言うじゃないですか。ベルティングに関しては、そんなのゼロです。笑
柔らかい声を出そうが、張り上げようが、全部地声ベースって感じです。
多分もし生まれつき、この発声ができていたら、
ミックスボイスの存在とか1mmも信じられないですね。笑
そのくらい地声で歌ってる感覚で、ミックスボイスとはまるで別物なのです。
だから地声感で悩んでるなら、
ミックスをなんとか地声っぽくするよりも、
ベルティングを視野に入れたほうがいいと思いますよ。
もちろん、今すでに僕のレッスンでベルティングを練習している方なら
そのまま突っ走ってください。
凡人以下の僕にできたのだから、やり方さえ間違えなければ誰でもできます。
そんなシンプルなお話でした。それでは、ありがとうございました。