皆さん、こんにちは。ボイストレーナーの金子です。

今回は腹式呼吸で高音が出せない理由というテーマで話していきたいと思います。

 

今回の話は、ほとんどの人が知らないんですけど、めちゃくちゃ重要な話です。

 

今回この動画を撮ろうと思ったのは

腹式呼吸を一生懸命に練習しているのに、いつまで経っても高音が出るようにならないよ!

 

って悩んでいる人がめちゃくちゃ多いからなんですね。

 

僕自身、これまでに4000人以上の生徒さんを指導してきたんですが、

その中には、腹式呼吸を一生懸命練習していた生徒さんも多いです。

 

お腹をべこべこ凹ませたり、丹田にグッと力を入れて声を出したり、

腹式を意識するために寝ながら発声したり。

 

スクールの先生に教えてもらったことや、ネットの情報を

見ながら腹式発声を練習していた人がめちゃくちゃ多かったんですね。

 

ただ、それだけ練習しても、

 

「どうしても高音を出すときに喉に力が入ってしまいます」

「腹式やっても、高音が出るようになりませんでした。。」

と悩んでいる人も実はかなり多いです。

 

中には、腹式をやったことで高音が出しづらくなってしまった、、

なんてお悩みをいただくことすらあります。

 

さすがにこれだけの人が腹式をやっていて、効果が出ていない現実を

見て、この動画を見た人が一人でも多く高音を楽に出せるようになって

くれれば、、と思ったので、動画を撮っていきます。

 

僕自身、腹式発声の練習をやめたら高音が伸びる、という

一般的に考えたら意味不明な経験をしているんですが、

この動画を最後まで見ていくと、その理由が分かります。

 

ぜひ最後までゆっくりしていってくださいね。

 

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では、いってみましょう!

腹式呼吸で高音が出ない理由

 

まず最初に、腹式呼吸で高音が出ない理由から話していきたいと思います。

 

で、なぜ腹式をいくらやっても、高音が出せるようにならない人たちが続出しているのか?

っていうと、

 

それは、高音が出ない理由が、呼吸じゃなくて

喉にあるからなんですよ。

 

もっというと、喉の筋肉の問題ですね。

 

周りを見ていても、

高音を出すために必要な喉の筋肉がある人はあっさり高音が出てるし、

逆にない人は、どんなに腹式をやっても高音は出るようになってません。

 

これ、いつも動画なんかで話してるんですけど、

歌っていうのは、スポーツと同じで筋肉運動なんですよね。

 

たとえば、僕らが歩けるのは脚だったり腕の筋肉を動かせるからですよね。

歌もそれと同じで、喉の筋肉を使っていろんな声を出していくわけです。

 

もちろん高音もそうですし、それ以外にも低音、大きな声、小さな声、

息っぽい声、芯のある声、、etc

 

全部、喉の筋肉を動かして出していきます。

 

その点で、多くの人の場合は、肝心な喉の筋肉が鍛えられていないので、

どんなに腹式呼吸の練習をしても高音が楽に出るようになってないんですよね。

 

もちろん、僕もその一人でした。

 

当時歌を始めた頃、死ぬほど腹式呼吸の練習をしていたんですが、

なかなか高音が出るようにならなかったんですよ。

 

すこーしだけ太い高音になった、、かな?

くらいで、あとはむしろ喉の力みが増した感じが強かったし、

高音は苦しいままでしたね。

 

どんなに脱力しようとしても、

結局は目をギュッとつぶって、首筋ムキムキに浮き出るくらい力を入れないと

高音は出なかったんです。汗

 

でも通っていたスクールの先生に、

「もっと腹式で!もっと丹田に力入れて!支えて!もっともっともっと!」

なんて言われるもんだから、「これ以上力んだら子供産まれるわ!」

と思ってました。笑

 

でもそれくらい腹式を頑張っていても、全然高音が出なかったのです。

でもそれは今考えると、当たり前だったなと思いますね。

 

もちろん、呼吸法を全否定しているわけじゃないです。

呼吸は喉のサポートになるのは間違いないし、ちゃんと練習すれば一定の効果もあります。

 

特に、何曲も高音を歌い続けるだとか、

そういうスタミナ面においては、呼吸を練習するのも大事なことです。

 

ただ高音を出せるようになるっていう、一点で考えたとき、

優先順位としては、多くの人の場合は高音を出すために必要な

喉の筋肉を鍛える方が先ってことなんです。

 

つまり、喉の筋トレ。これがめちゃくちゃ大事になってきます。

 

喉の筋トレとは?

 

じゃあ、喉の筋トレは言いましたけど、

どんな筋肉を鍛えればいいのか?

 

これについて話していきたいと思います。

 

結論から言うと、喉の周りにある筋肉を鍛えていくんですけど、

大きく分けて、鍛えるべき筋肉は4つあります。

 

前提知識として、喉は4つの方向に動かすことができるんですよね。

一つ目が、前上、、、

 

こんなふうに4方向に動かせると。

で、こうやって喉を4方向に動かせるのは、

喉の筋肉があるからなんですよ。

 

で、その喉の筋肉たちっていうのが、

上手く歌うためには、必須な喉の筋肉たちなんですよね。

 

身体で例えると、両手両足みたいなもんです。

一つでもかけたら終わりですよね。それぐらい大事ってことです。

 

だからこそ、しっかりとこれらの筋肉を鍛えていきましょう。

 

鍛え方ですね。

 

まずは、前上。〜〜〜〜〜〜〜

 

 

はい、こんな感じで喉周りの筋肉を鍛えてきました。

ね、こんな変な声出して喉痛めないの?とか、

こんなんで効果あるの?って思うかもしれないです。

 

というか、僕も最初このトレーニングを始めた頃はそう思ってました。

 

でもそこは安心してください。

 

正しくトレーニングできれば、当たり前ですけど喉を痛めることもないし、

もちろん効果も出ます。

 

普段、話したり歌ったりするだけじゃどうしても鍛えられない、

だけど歌うためには重要な筋肉を、

この変な声を出すことで、隅々まで鍛えることができるんですよね。

 

普通の筋トレだって、普通歩いたり走ったりするだけの生活から考えたら

意味不明なフォーム、動きをすることで、

筋肉が鍛えられるわけじゃないですか。

 

ダンベル持って、こんなこと日常生活の動きにはないですよね。

それとボイトレも一緒です。

普段使わない喉の筋肉を鍛えるための特殊なトレーニングフォームなんだなと考えてもらえれば嬉しいです。

 

まとめ

ということで、今日はなぜ腹式呼吸で高音が出ないのか?

って言うことで、お話をしてきました。

 

まとめると、

 

腹式よりも、喉の筋トレが大事

喉を4方向に動かす筋肉を鍛えるのが大事

 

と言うことでした。

 

で、はっきりいって、最初はこのトレーニングをやってみても

ほとんどの人は今すぐ効果を実感できるわけじゃないと思います。

 

高音を出すコツとか、ミックスボイスのコツ

とかそう言う類のものっていくらでも紹介しようと思えば紹介できるんですよね。

 

ただ、今回はそう言う類のものとか、腹式とかやっても全然上手くいかないよっていう

もっと土台の喉の機能が不足しちゃってる人向けに、動画を撮ったのでl

根本的に発声をよくしていくための本質的なトレーニングを敢えて紹介したんです。

 

だから、即効性はないんだけど、

コツコツ続けていけば着実に声が育ってって、発声が良くなって最終的には色んな歌が歌える

ので、今できないからといって

 

諦めずにまずはよく分からなくてもいいので、まずは僕の声を真似して

声を出すことから始めてみてください。

 

僕も、最初このトレーニングを始めた時は、できてるかどうかも良くわかんないし、

こんなんで本当に上手くなるのかな?

 

曲の一つでも歌ってた方がまだ上手くなるんじゃないかな?

とか、魔法の高音を出すコツがあるんじゃないかな?とか

 

そんなことが頭をよぎったこともありました。

 

でも、それでもこのトレーニング1本に集中して、

他のトレーニングとか、やり方を全部切って、一本に集中して頑張ったからこそ、

今ある程度自由に歌えるようになったと思ってます。

 

今、自分の声で悩んでいる人は多いと思うんですけど、

色んなこと試して出来なくて、投げ出したくなると思うんですけど、

 

コツコツ絶対大丈夫だから、一緒に頑張りましょう。

 

元々、カラオケとかいったら友達に馬鹿にされるし、

みんな自分が歌う時だけトイレ行くみたいな、状態だった僕ですら

なんとかなったので、

 

絶対大丈夫です。

 

一緒に頑張っていきましょう。

 

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