声質別。発声5パターンを解説。

 

こんばんは、ボイストレーナーの金子です。

 

昨日のラインを送ったところ、ものすごい反響がありました。

今朝からLINEがピコンピコン鳴り止みません。笑

 

画面にズラーーーーーーーと大量のメッセージの嵐で、

朝からコーヒー吹き出しそうになりました。笑

 

で、改めて思ったんですが、

こうやって返信もらえるのってめっっっっちゃくちゃ嬉しいんですよね。

 

皆さんがどんなことに悩んでいるのか、リアルなところが分かるから、

これからお届けしていく内容をより良くしていけるし、

なるべく多くの人の悩みを解決できるコンテンツにできると思っています。

 

「送ったら迷惑かな、、」と思っている人も多いみたいなんですが、

全然そんなことないですからね。

 

全部のメッセージに目を通していますし、

返信もらえると本当に喜びますので、バンバン送ってくださいね。^^


さて、本題に入っていきますね。

 

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LINEでたくさんの返信をもらって、

やっぱり声そのものに悩んでいる人はめちゃくちゃ多いんだな、、ということが分かったので、

今日も声質についてもっと深く触れていきます。

 

具体的にどうやったら、声質を変えられるのか?

話していくので、最後まで読んでみてくださいね。



僕自身、今でこそ歌唱力が上がって

カラオケでなんでも歌えるようになったり、

歌声を聴いて喜んでもらったり、泣いて感動してくれたりと、

 

今までの歌が下手な自分だったら

絶対に経験できなかったような喜びを感じられています。

 

自分の歌声に自信をもてるようになったし、本当に歌うことが心から楽しくなりました。

 

もちろん、歌を始めた頃はド下手で最悪でしたけどね。笑

カラオケに行っても歌える曲が何もないくらい歌が苦手で、ずっと自分を恨んでました。w

 

ただ昨日もお話したように、そこから「声質」を磨いたことで、

一気に歌声が魅力的に変わっていったんです。

 

高音も、低音も、声の響きも、ビブラートも、フェイクも、がなりも

全ての歌唱スキルがキラキラと輝きだしたんですよ。

 

当時は、歌声の変化についていけなくて、

録音した自分の歌声を聴いても、「え、これが自分の歌声?」と、目をパチクリさせていたくらいです。笑

 

で、そこでどうやって声質を変えていったのか?

というと、発声フォームを徹底的に学んだんですね。

 

たとえば、野球選手のバッティングフォームをイメージしたとき、

人それぞれ全然フォームが違いますよね。

 

バットの握り方、腰の入れ方、脇の締め方

などなど、人それぞれ強く個性が出ると思います。

 

発声もそれと同じで、シンガーによって発声フォームが違うので、

まずはそれを勉強していったんです。

 

ただ、ここで重要なのは、

シンガーの場合、発声のフォームを声質別に5種類のパターンに分類できる

ということです。

 

昨日もお話しした通りで、発声フォームは「おめかし」なので、

この5種類の声質別パターンは、

 

モード系、カジュアル系、みたいな感じで

どの系統の洋服に着替えて、変身するのか?程度に捉えてください。

(もちろん、声そのものが変わるとそれ以上に大きな変化が起きますが)

 

名前自体は僕が勝手につけただけなので、

ネーミングセンスのなさは気にしないんでほしいんですが、

ざっくりこんな感じです。

 

① ロック系

 

② メタル系

 

③ イケボ系

 

④ 柔らか系

 

⑤ ポップス系

 

もちろん、それぞれのタイプで複数当てはまるシンガーもいますが、

基本、これでパターン化できます。

 

これ、発声タイプ別じゃない?と思った人もいると思いますが、

発声と声質改善は切って切り離せないものなので、悪しからず。

 

① ロック系

ロック系は分厚くて男らしい声質ですね。

 

アーティストで言えば、ワンオクのTakaさん 西川貴教さん、遠藤正明さん、ラルクのhydeさん

Superflyの越智志帆さんなんかが分かりやすいですね。

 

力強いロック系統の曲にマッチしやすい声質が魅力的ですね。

 

② メタル系

続いてメタル系。

つんざくような鋭い高音が特徴的な声質です。

 

代表的なアーティスト例では、X JAPANのToshIさん DIR EN GRAY の京さんなど。

あるいは、GreeeenのHIDEさんもこのタイプですね。(後で紹介する⑤寄りですが)

 

声の太さはそこまでないタイプの声質ですが、その分突き刺すような

鋭く尖った高音が魅力的なタイプですね。

 

③ イケボ系


これは有名なアーティストで言うなら、EXILEのATSUSHIさん Nissyさんや花村想太さん。

歌い手ならオサムさん、りぶさん Eveさん。

 

あるいはイケメンを演じる男性声優さん全般、(いっぱい居るので紹介不可)

いわゆる、歌声にどこか深みがうすーく入っているイメージの声質です。

 

分かりやすくいえば、イケボですね。笑

 

もちろんこれは僕の主観ではなく、喉のポジション的に判別すると

こんな感じのアーティストのラインナップになります。

 

④ 柔らか系


柔らかく透き通るような声質が特徴です。

 

これは発声タイプでいうファルセットミックスとも近いんですが、


平井堅さんやスピッツの草野さん、YOASOBIの幾多りらさん、miwaさん

などが該当するかなと思います。

 

 ポップス系

 

お次はポップス系。

①〜④以外のアーティストです。笑

 

これはふざけているわけじゃなくて、正直このタイプが一番幅広いので、

実際はもっと細かく声質を分類していくんですよ。

 

ただ、ざっくり分かりやすいところでいえば

最近だと髭男の藤原さん、ミセスの大森さん、Vaundyさんなど。


③のような独特の声の深み(イケボ感)を作り出している喉頭の傾きがなく、

かといってメタル系のようなつんざく仮声帯の入り方もせず、

ロックのような男らしさを感じさせすぎず、特段柔らかくもない。笑


まさにバランス型ですね。

 

と、長くなりましたが、こんなふうに声質はある程度のパターンに分類できるんですよ。

 

だから僕の場合、ある程度は声質別に発声フォームを分類するところから始めて、

あとはそれをさらに細かく分類して、

自分でもそのフォームを再現できるように練習していきました。

 

僕の場合、好みがどう考えても③と④だったので

そこは特に重点的にやりましたね。

 

ここはまだ詳しく知らなくて大丈夫ですが、

たとえば、喉のポジション、軟口蓋のポジション、

仮声帯の開き具合、喉頭蓋の入り具合など、

 

喉にあるパーツの動かし方を一つ一つロジカルに勉強して、

発声フォームを固めていったんです。

 

最後は、たった一人のアーティストの発声フォームを

完全再現できるように練習したり、とガチで練習してましたね。笑

 

でもそうやって、ロジカルに声質をパターンで捉えて練習したおかげで

自分が本当に手に入れたかった声質で歌えるようになったんです。

 

ただ一方で、周りの声質に悩んでいるシンガーたちを見たら

みんな、感覚的な練習をしていて苦労しているように見えましたね。

 

それこそ鼻に響かせたり、胸に響かせたり、

アーティストの歌い方の癖をモノマネしたり。

 


中には、性格を変えれば声も明るくなる!

と言って、性格を変えようとしている人たちまでいました。

 

でもやっぱり、アーティストの発声フォームをきちっと言語化して

理解できているわけではないので、いつまで経っても

理想の声質に辿り着けなくてずっと苦労している人たちが多かったんですよね。

 

だから僕は運良く、ロジカルに声質を変えるパターンを学べてよかったな、

と思います。

 

改めて、声質改善は知識ゲーだなと思いましたね。

知っているか知らないかの世界です。

 

僕らは、声質についてロジカルに勉強していきましょう。

また明日の夜LINEしますね。

 

それでは、ありがとうございました。

 

追伸

 

今日から、好き嫌い関係なくランダムに10人以上のアーティストを分析して、

今日お話しした発声タイプに分類してみてください。

 

声質を変えるには、まずはアーティストの分析をする「耳」が必要になってきます。

その耳をとことん養うことが今日の宿題です。^^

 

ぜひやってみてくださいね。