「声質は生まれつきだから変えられない？」

こんばんは、ボイストレーナーの金子です。

TORIKO、非常に多くの方にご参加いただけていて嬉しい限りです。

昨日もまた、参加するか迷っていた人が続々と参加してくれて。

そうやって勇気を持って参加してくれた人たちは、絶対に報われるので

安心してくださいね。

一緒に魅力的な声質を手に入れて、一発で聴き手を魅了できる歌声を手に入れましょう！

そして、昨日こんな質問をいただきました。

「声質は生まれつき決まっているから、変えられないんじゃないですか？」

気持ちはよく分かります。

僕も最初に声質を変えられると知った時は、

正直半信半疑だったし、

「そんなに簡単に声を変えられたら苦労しないわな！」

と、ちょっとイライラしてましたから。w

でもそれは、単に声をロジカルに変えるための適切な知識を

知らなかったからに過ぎません。

人間、知らないこと＝できないこと

と判断すると言われてますが、まさに昔の僕だなと思いますね。w

ただ、そこから自分が適切な知識を持って声を変えられるようになり、

多くの生徒さんの声を変えてきた今ならハッキリと断言できます。

今の声がどんな状態でも 年齢、性別、経験に関係なく

誰もが理想とする声を手に入れることができます。

たとえば僕も、最初こそ自分の声がめちゃくちゃコンプレックスでした。

志村けんみたいなペラペラした薄っぺらい気持ち悪い鼻声で、

友達とカラオケに行くと、いつも「お前は、声が絶望的にダサいんだよなw」

と馬鹿にされてましたからね。w

まあ、当時はめちゃくちゃ悔しかったです。正直。

家で一人泣きながら、テレビのリモコンを押入れにぶん投げたこともありました。

（いまだに実家の押入れには傷が入ったままです。w）

でもそんな僕すら、正しい声質改善の方法を知って淡々と練習したことで、

理想通りの声質に持っていくことができたんです。

ホント、声質は知識ゲーですよ。

それこそ喉のポジションを自由に操れるようになれば、あとはその組み合わせ次第で、

無限の声質のバリエーションを作り出すことができます。

たとえばものまねタレントなんかが、分かりやすいですよね。

彼らはたった一人で、多くのアーティストの声を再現しますけど、

あれは喉のポジションを自由自在に操る能力に長けてるからです。

もちろん、モノマネをしたくない人もいると思うので、

そこまで極端にやらなくてもいいと思いますが、

やり方としては近いものがあるし、

参考になる例だと思いますね。

あるいはオペラ歌手だってそうですね。

だってこんなこと言っちゃ失礼ですけど、オペラ畑の人たちってみーんな同じ声質に聞こえません？笑

あれはまさに、みんな同じ喉のポジションに持っていっているからなんですよ。

喉のポジションを前下と後ろ下にガッツリ引いて、声を出すように訓練すると

あのオペラ畑特有の野太い声質になります。

こんなふうに、喉のポジションを変えれば声は操れるし、

むしろ生まれつきの声よりも、後天的に変えられる喉のポジションの方が、

声質に与える影響は大きいです。

で、声質が良くなると、あらゆる歌唱スキルが輝き出して、

高音も低音も映えるし、ピッチ感もよく聞こえるし、

何よりそれを聴いた人たちに賞賛してもらえるようになりました。

今ではありがたいことに、

「そもそもの声質が好きです！」

「歌声が魅力的でレッスンに来ました！」

と言ってくれる人や生徒さんまでたくさんいます。

こうなってくると、どんどん自分の声に自信を持てるようになって、

モチベ上がって練習しまくって、また声質が磨かれて、、褒められて、

そんな最高のスパイラルに入れています。

これは昔の僕からじゃ本当に信じられないことだし、

本当に嬉しいです。

大袈裟じゃなく、今歌うことが、いやもはや人生が

楽しくてしかたないです。笑

もちろん僕だけじゃなく、

僕が教えた生徒さんたちも、どんどん魅力的な声になっています。

こんなふうに、正しい知識を持って練習に挑めば、

誰でも声を魅力的に変えることはできるんですよ。

だから、僕や僕の生徒さんたちに関していえば、

「声なんてフツーに変えられるよね。」

ぐらいのテンションです。

側から見たら意味不明でしょうが、それぐらい僕らにとって

声が変わるのは当たり前のことなんです。

だから心配しないで欲しいです。

馬鹿にされ続けてきた僕ができたんだから、大丈夫。

本当に辛かったけれど、自分を信じて練習し続けたら変われました。

だから絶対大丈夫だから、安心して声質を魅力的にしていきましょう。

それでは、ありがとうございました。

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