がなりは喉を痛めやすいのか？
こんにちは、ボイストレーナーの金子です。
今回はがなりは喉を痛めやすいのか？というテーマで話していきます。
連日、講座の質問をたくさんいただいているのですが、
その中に「がなりは喉を痛めやすいイメージがあるのですが、実際のところどうですか？」
という質問をいただきました。
これは僕自身も同じように思っていたことがあって、気持ちはよくわかります。
あれだけのノイズを出しながら発声してたら、連発したら喉を痛めそうですよね。
確かに、巷には間違ったがなりの出し方や、習得方法が蔓延しているので
そういった情報に躍らせれてしまうと、
ひどい時は一発で喉を壊す可能性があるのが、がなり発声の怖いところです。
でも
正しくがなりを発声できるようになれば、全く喉を痛めることもないし、
長い目で見た時に、喉が消耗することもありません。
がなりは、ノイズこそ激しいので、
喉を痛めそうに思いがちですけど、
実際のところ、仮声帯をうまく使った発声の一つにすぎません。
たとえば咳払いだって仮声帯を上手く使った発声で、
ある種がなりの一つですけど、
喉を極端に痛めることはないですよね？
咳払いするたびに、「喉がイタタタ！」となる人を僕は見たことがありません。
だから、問題はがなりというスキルにあるのではなくて、
そのやり方にあるということです。
正しい方法を学んだ人は、地声ブースト系だろうと喉ベースだろうと
喉を痛めることはないし、
逆に学んでいない人は、いつになっても低音ないしは高音のガナリで
喉を痛めることになってしまってます。
だからこそ、僕らは正しいがなりの発声法を学んでいきましょう。
心配になる気持ちもよくわかりますが、大丈夫です。
元々、がなりが全くできなかった僕ですら
今ではどんなにがなり続けようと、全く喉を痛めることはありません。
だから、あなたもできます。
正しい方法を学んで、練習していけば絶対大丈夫です。
絶対なんてない！と思うでしょうが、あえて絶対という言葉を使うくらい
がなりのノウハウに自信があるのです。
だから安心して一緒にがなりを習得しましょう。
それでは、ありがとうございました。
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