爆速で歌唱力が上がる”パクリ”の流儀とは?


こんばんは、ボイストレーナーの金子です。

 

今日のお話は、すごくシンプルなんですが、

めちゃくちゃ重要です。

 

これを完全にできていれば、圧倒的なスピードで

歌唱力を高めることができます。


断言します。

 

それぐらい大事なんだけども、本当の意味でできている人がほとんどいない。

 

そんなお話です。

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【一流マジシャンから学ぶパクリの流儀】

 

僕は、最近マジックにハマってるんですが、

マジックって、想像以上に難しいんですよね。

 

ちょっと前まで、人前で披露したところで、「あ!そこにタネがあるんでしょ!」

といった具合で、一瞬でバレてました。w

 

もちろん種明かしを知った上で、何回もマジシャンの真似をしています。

でも、それでも上手くいかなくて。笑

 

まず、マジシャンによって言ってることが全然違うんですよ!(怒)

 

たとえば、トランプを同時に2枚めくる「ダブルリフト」

というテクニックがあるんですが、

これって、人によって全然めくり方が違うんですよ。

 

トランプの束に押し付けるようにして、めくる人。

 

サラッと、軽ーくめくる人。

トランプをぐるっと回転させるようにめくる人。

 

それぞれ、流派(?)みたいなものがあって、

みんなやり方が違うんですよね。

 

他にも同じようなことは、あらゆるテクニックで起きていて。

 

で、そこで初心者の僕は混乱したわけです。

「いや、どれが正しいねん!」と。笑

 

それぞれのテクニックの分野で上手い、と言われているマジシャンのテクニックを

組み合わせて、オリジナルにしていけば上手くいくのかな〜

なんて思ってましたが、全く上手くいかず。

 

そこで、先日僕のクライアントさんたちが所属する芸能事務所の社長に

マジックバーに連れていってもらったので、

そこにいたマジシャン(Eさん)に聞いてみたんです。

 

「なんか、いろんなマジシャンの研究して

真似しているんですけど、全然上手くいかないんです。。」

 

すると、Eさんはこう言ってきたんですよね。

 

「いろんなマジシャンのやり方を真似しているのが

ダメなんじゃないですか?真似るマジシャンは一人に絞らないと。」

 

、、、その通りかもしれない。。ぐうの音も出ない。。笑

 

そのEさんによると、全てのマジックは一つ一つの絶妙なテクニックの

バランスで成り立っているんだそう。

 

指さばき、視線、お客さんに対する角度(タネがバレない角度)

全てのテクニックが絶妙なバランスで組み合わさって、

初めて上手くいく。とのこと。

 

だから最初からいろんなマジシャンのテクニックをかいつまんで

いいとこどりをしようとしたところで、バランスが崩壊するのだとか。

 

だからまずは、一人を徹底的に真似ろ。と。

 

このとき、僕は深く納得できたんですよ。

 

「今までは、いろんなマジシャンのいいとこ取りしようとしてたもんな、、だからできなかったんだ。。」

と。

 

そこからは、早速Eさんにお金を払って弟子入りさせてもらって、

ガッツリEさんのテクニックをパクり続けました。

 

もうEさん以外はマジシャンじゃない!

 

そんなレベル感で

Eさんの指さばき、お客さんに対してのトランプを持つ角度、

お客さんの目線を逸らす話術、、などなど全て研究してパクったんです。

 

Eさんの全てを吸収するつもりで、夢中でスキルや考え方をパクりました。

 

結果、爆速でスキルが上がり、マジックの腕が上達したんです。

 

今は人前で見せても、全然バレません。

やっぱりその道の達人を徹底してパクるって大事なんだな、と改めて思いましたね。

 

 

「いや、、これ何の話?」って思ったかもですが、

これはボイトレでも同じことが言えるんですよ。

 

たった一人を真似することで、明らかに歌が上手くなるってことです。

 

だから僕の場合、この人いいなーと思う先生を見つけたら、

その人の全てをパクリます。

 

たとえば、その人が教えているメソッドは

徹底的に再現できるようにしていくんですよ。

 

口の形、息の量、声の大きさ、トレーニングの順番、

何から何まで全部真似します。

 

試行錯誤なんて絶対しません。

自分のこと一切信用してないので。笑

 

完全に丸パクリ。真似です。

 

あと、さらに言えばその人が現在進行形で

学んでいることや考えていることも、パクるようにしています。

 

特に、その人のメソッドを構成している

元ネタの情報源は徹底的に調べますね。

 

たとえば、どんな書籍から発声理論を仕入れているのか?

とか、ものすごく気になるわけです。

 

メソッドを作った先生もまた、何かしらの教材や書籍から学んでいるわけなので、

その情報源を知ることは、メソッドをより深く理解することに繋がるんですよ。

 

だからその人がおすすめしている教材や書籍、論文などは

問答無用でぜんぶ買って、徹底的に研究します。

 

そうやって、メソッドを奥深くまで徹底的に理解した上で、完全にパクる。

すると、エグいほど自分の喉が進化していくのがわかるんですね。

 

あと、このとき気をつけているのは

たった一人の先生を真似るということです。

 

これはマジックと同じですね。

 

理由はシンプルで、ボイトレの一つ一つのメソッドは

先生が、トレーニングのバランスを考えて作っているからです。

 

メソッド一つ一つは、薬みたいなもので、

正しい組み合わせ方で取り組めば効果が出るんですが、

間違った組み合わせ方で取り組むと、副作用が出ます。

 

それこそ、高音が出づらくなったり、声量が出づらくなったり、

声が息っぽく弱々しくなったり、最悪裏声自体が出なくなるケースもあるんですね。

 

だから一つ一つのメソッドはバランスをよく考えて作られているわけです。

 

そこであの先生のメソッドと、この先生のメソッドを組み合わせて、、

なんてやって、オリジナルのメソッドを爆誕させていたら、

どんな副作用が出るか恐ろしくてしょうがないです。笑

 

だからこそ、僕はこの人だ!と決めたらその人をとことん追い回して、

その人の全てを吸収するようにしています。

 

だからこそ、ゼロからでも歌唱力を高められたんだと確信しています。

 

パクリ、本当に最強なのでぜひやってみてくださいね。

 

ちなみに、僕のメソッドをパクってもらうのは大歓迎です。

ですが、パクるなら徹底的にパクってくださいね。笑

 

時々、見かけるのが表面上しかパクれていないケースです。

たとえばメソッドに関して言えば、トレーニングをするときの注意点

が大事になってきます。

 

事例をあげると、

僕のメソッドの中に「仮声帯と声帯を離す」

という、口角をあげてニッコリした状態で行うトレーニングがあるんですけどね。

 

あれって、ただ口角をニッと上げればいいわけじゃなくて、

本当に心から爆笑してないとほぼ意味ないんですよ。笑

 

あ、これは冗談じゃなくて本当にそうなんです。

 

実際、何十人も被験者を用意して、好きなお笑いの動画見せて

爆笑しながらトレーニングした事例と、

無心でトレーニングした事例を比較してみたことがあるんです。

 

すると、やっぱり心から笑っている人の方が

明らかに効果出ている(この場合は仮声帯が離れている)んですよね。

 

心と声は繋がっている、なんて言いますが、これはやっぱり本当なんだな、、

と再認識した瞬間でした。

 

こんなふうに、メソッドは表面上のやり方だけをパクるのではなくて、

きちんとその背景にある注意点や、意図を知った上でやらないと

意味がなくなってしまうんですよ。

 

でもそういう、メソッドの裏側的な種明かしの部分は

そうそう簡単に手に入る知識でもありません。

 

だからここはもう、必要経費と割り切って

課金してでも、なんとしてでも手に入れるようにしています。

 

専門書籍や、教材、あるいは論文などなど、

どんなに値が張ろうと、おかまいなしにガンガン買いまくって

ひたすらに良質な知識を投入するようにして、どんどん喉を進化させているんですね。

 

これは、ボイトレを本格的にやり出した

大学時代からずっと意識してきたことですね。

 

だからこそ、本当の意味でメソッドを正確に実行できて

圧倒的に効率よく成長できたと思っています。

 

もし意識していなかったら、今こうして皆さんに

情報を届けていることはなかったでしょう。

 

ということで、話をまとめると、

結論、本当の意味でのパクリは最強です。

 

これって一見シンプルなようで、本当に意味でできている人はほんの一握りだと

思うので、ぜひやってみてくださいね。

 

それでは、ありがとうございました。

 

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