熱狂の抑揚理論

〜抑揚を身につけ、人々を熱狂させる歌声を手に入れよう〜


こんばんは、ボイストレーナーの金子です。

 

いきなりこれをいうと自慢だと捉えられそうですが、僕自身

劇的に歌唱力を高めることに成功した一人です。

 

ボイトレを始める前じゃ考えられないんですが、

今や人前で歌うと、狂ったように褒められたり、

涙を流して感動してくれることも普通になってきました。

 

元々、歌が苦手だった僕からすれば信じられない世界を経験してます。

 

というのも昔は、カラオケに行っても僕の順番が回ってくると

周りの友人は一斉にトイレに行って休憩タイムに入るのが当たり前でしたからね。w

 

散々、馬鹿にされてそれが嫌すぎて

あえてふざけた曲を歌いまくるネタ枠に走ったことすらあるほどです。

 

そんな悲惨な状態からでも、多くの人を感動させ、喜んでもらえるような

魅力的な歌声で歌えるようになったのです。

 

それは、なぜか?

才能に恵まれたわけでも、運がよかったわけでもありません。

 

“抑揚”を徹底的に追求してきたからです。

 

こんな話をすると、

 

「抑揚?なんか強弱つけるやつでしょ?」

「そんな重要でもないでしょ?」

 

そんなふうに思った人もいるかもしれません。

 

ですが全くそんなことはありません。

むしろ抑揚こそ、魅力的な歌声に必須な歌唱スキルなのです。

人を惹きつける歌、つまらない歌


抑揚とは、分かりやすくいえば曲が持つストーリー(物語)を演出する

手段です。

 

リズム感や、テンポ感、グルーブ感など

様々な細かいテクニックをパターンに当てはめて使うことで、

 

リスナーをその曲が持つストーリーの世界観に引き込むのです。

 

そして抑揚には、リスナーがまるで主人公になったかのように錯覚させる威力があります。

だから抑揚をつけるのが上手いシンガーの歌声は、リスナーの心をグッと掴んで離しません。

 

実際に、抑揚を教えた生徒さんたちは、揃いも揃ってみんな多くのリスナーを感動させる

魅力的な歌声を手にしてます。

 

もちろん、その中にはプロで活躍しているアーティストもいますが、彼らのライブは

もはや異様な光景に包まれていると言わざるをえません。

 

ライブではお客がハンカチで涙を拭ったり、泣き喚いたり、、

中には、興奮のあまり失神して救急車で運ばれたファンの方もいるそうです。。汗

 

ではなぜそんなに人の心を揺さぶることができるのか?というと、

それは繰り返しになりますが、抑揚がきちんと身についているからです。

 

一方で、残酷なことをいうと抑揚が身についていなければ、

どんなに他の歌唱スキルが完璧でも、全てが台無しになります。

 

僕の知り合いにも死ぬほどボイトレをして歌唱力を上げた人間がいますが、

彼もかなり悲惨なことになってます。

 

ミックスやベルティングなどの高音発声はもちろん、

ビブラートやフェイク、がなりなどの歌唱テクニック、

あるいは、腹式発声などの呼吸法に至るまで

 

徹底的に練習して極めた彼。

 

そんな歌唱スキルを極めた彼でさえも、結局は抑揚がないせいで、

お経みたいなのっぺりした歌声になってしまっていますからね。

 

もちろん、本人は一生懸命感情を込めて歌っているつもりなんですよ。

 

でもいざ録音した歌声を聴いてみると、ただ歌詞を読み上げている

だけのような棒読みになってしまっているんだそうです。

 

そんな状態では、カラオケに行っても、趣味で組んでるバンドのライブでも

全く褒められることもなく、せいぜい心にもないお世辞を言われるだけです。

 

「高音すごいね!」

「声量めちゃくちゃあるじゃん!」

 

などなど、ひとつひとつのスキルは褒められても

「歌上手いね」とは決して褒められないと言ってました。

 

多くの場合では、「ボカロみたい笑」「お経みたい笑」

と笑われる始末。

 

毎日コツコツとボイトレを頑張ってきた結果がこれでは、

本当に残念だなと思ってしまいます。

抑揚のない歌=ロボット

なぜ抑揚がないだけでこんな悲惨な状態になるのか?といえば、

抑揚がない歌は、人間味が消えるからです。

 

たとえば究極に抑揚がない状態は、いわゆる”ボカロ”(ロボット)なわけですが、

 

これでは、彼に音程が取れたとて、高音が出たとて、声量が出たとて、

そこに抑揚がないのなら、極論ロボットが歌ったって変わらないんです。

 

歌唱スペックだけ高ければいいのなら、ボカロの方がいいでしょう。

どこまでも高音を出せるし、低音も人間の比になりません。

 

音程だって、ロボットですから正確です。

 

だから、歌唱スペックの高さだけで評価が決まるなら

そもそも人間が歌う必要がないんですよ。

 

そうじゃないですよね。人間だけが持っている喜怒哀楽を

歌声に入れ込むことができて、初めてそれは魅力的な歌声になります。

 

そして、その唯一の手段として存在するのが「抑揚」なんです。

 

基本的な歌唱スキルに抑揚が加わることによって、初めて

歌声に感情が宿り、歌声に魂が宿ります。

 

人間だけが持っている、喜怒哀楽を正確に歌声に宿すことができて、

それは多くの人々の胸を打ちます。

 

だからこそ、本当の意味で抑揚をきちんと理解して、

身につけることが大事になってきます。

感情表現ってセンスじゃないの?

ただ、こんなことを話していると出る質問が

「抑揚つけるのってセンスが必要じゃないですか?」

 

これ系の質問です。

 

ただ、断言しますが抑揚、及び感情表現にセンスなど一切必要ありません。

 

実際、僕の場合はセンスなどクソほどもないのにも関わらず、

抑揚をわりとすんなりと身につけることができました。

 

というのもこれ重要ですが、

感情表現というのは技術だからです。

 

あまりに重要なことなので、もう一度言いますが、

歌声で人の心を動かすのは感情論や根性論ではなく、技術。スキルです。

 

そもそも技術というのは、正しく訓練すれば誰でも身に付くものです。

 

料理人が、包丁さばきを身につけるのと同じように、

医者が手技を覚えるのと同じように、

僕ら歌い手は、抑揚という感情表現の技術を身につける。

 

そんなふうにして、技術を一から習得していけば

抑揚なんて誰でも身につくし、誰でも多くの人を感動させることができるんです。

 

僕は、それを早い段階で教えてもらえた環境にいたので、

抑揚を、感覚やなんとなくではなくてロジックで理解し、

技術として身につけていきました。

 

抑揚の三代要素とも呼ばれる

リズム感、テンポ感、グルーブ感と呼ばれる3つの

指標をきちんと言語化して、

それを曲の中で活かせるように、淡々と訓練してきました。

 

正直、理論を理解してからはパズルの答えを知った状態で、

ピースをカチカチと当てはめていく感覚だったので、

本当に精神的に楽でしたね。

 

何の才能にも恵まれなかった僕でも

後天的に抑揚を身につけて、魅力的な歌声を手に入れることができたのは

抑揚をロジカルに「技術」として捉えられたからに他ならないのです。

 

抑揚を「なんとなく」で教える指導者たち


ただ、一方で周りのシンガーを見渡してみると、

残念なことに抑揚を身につけられている人たちは本当に少ないと言わざるをえません。

 

なぜなら彼らは

センスや感覚といった「なんとなく」で抑揚を理解、実践しようとしているからです。

 

歌手の真似をして歌ってみたり、

カラオケの採点機能を使ってみたり、、

 

せっかく抑揚を理解するだけの能力とやる気に満ち溢れた

ポテンシャルの高い人たちが多いのに、これはもったいないです。

 

もちろん彼らが悪いわけでもなんでもありません。

 

抑揚をロジカルに教えられる指導者が少なすぎるから、抑揚を理解できない人たちで溢れるのは

当然の話なんです。

 

業界を見渡すと、

 

「歌詞の意味をよく理解して!」

「もっと感情を込めて!」

「歌手の声をよく聴いて、真似しよう!」

 

などと、感覚論で抑揚を語る指導者の多いこと多いこと。苦笑

 

これじゃ「抑揚はよく分からん!!とりあえず高音やるべ!」

となって、抑揚を軽視してしまう人で溢れてしまうのも納得です。

一流シンガーほど 心を込めて歌わない

一方で一流の指導者は、感動的な歌声を響かせるシンガーが

たくさんの技術を駆使していることを知っています。

 

だから、感覚やセンスで抑揚を教えることは決してありません。

 

これ、意外かもしれませんが、

めちゃくちゃ心震わせる感動的な歌を歌う一流シンガーほど、

 

実はたいして

心を込めて歌っていません。

 

いや、こんなことを言うと語弊があると思いますが、

正しくは感情など込めずとも、人を感動させる歌い方ができる、ということです。

 

分かりやすくいえば、彼らは歌のお芝居が上手なんですよね。

 

事実、僕は職業柄、紅白に出場するような第一線で活躍するシンガーと関わることが多いんですが、

 

その中のシンガーの一人は、

「歌ってるとき、夜ご飯のこと考えたりしてますよ〜w 」

とのたまってましたからね。笑

 

いやいやいや、真面目に歌ってくれと。笑

 

でも、それでも実際彼の歌声は確かに魂を揺さぶる声で、

多くの人の心を掴み、離しません。

 

聴いているだけで、勝手に涙が頬を伝ってしまうような

心がじんわりと温まる歌声なんです。

 

心の中では、夜メシのことを考えながら歌っているのに。です。w

 

歌詞の意味を必死で理解して、心を込めて涙を流しながら歌っても

誰の心にも響かないつまらない歌声になってしまうシンガーとはエラい違いですよね。。

 

非常に残酷な話です。

 

だからこそ僕らは、正しい努力をしましょう。

 

抑揚を技術と捉えて、

ロジカルに習得していきましょう。

熱狂の抑揚理論の内容

熱狂の抑揚理論の内容について解説します。

リズム感、テンポ感、グルーブ感の違いとは?

抑揚の三代要素とも呼ばれる、リズム感、テンポ感、グルーブ感。

これらの違い、きちんと理解できていますか?

 

昔の僕もそうですが、ほとんどのシンガーがこれらの技術の違いをハッキリと

言葉で説明することができていません。

 

(もちろん、それは適切な知識が出回っていないからなのですが、、)

ただ、これら3つのテクニックを理解できず、実践できないでいると

いつまで経っても本当の意味で抑揚をつけることはできないですし、

魅力溢れる感動的な歌声を手にすることはできません。

 

ぜひしっかりとこの講座で理解、実践できるようにしておきましょう。

 

「棒読みだね」と言わせない”音程の取り方”とは?

僕自身、カラオケで周りに「棒読みだよね」と言われて本当に困っていたのですが、

歌が上手いシンガーの音程の取り方を学んだところ、一気に滑らかで抑揚ある歌い方に変化させていくことができました。

 

これ、非常に重要なことですが、

歌が上手いシンガーと下手なシンガーの音の取り方は、根本的に違います。

 

上手いシンガーが無意識で出来ている音の捉え方は、多くの人が想像もしない音の取り方なんですね。

その抑揚溢れ出す音の捉え方を、余すことなく講座で解説していきます。

 

「どこで強弱をつけたらいいか分からない…」を解決します

歌っている時に、どのフレーズで強弱をつけたらいいか分からない人は多いと思います。

ただ、実はこれを解決するのは難しいことではありません。

 

実は、強弱の付け方というのはある一定のパターンに則って解説できるものなのです。

だからこそ、そのパターンを一度覚えて理解してさえしまえば、

誰でも理想的なタイミング、フレーズで適切に強弱をつけることができます。

 

そのパターンを講座で徹底的に解説していきます。

単調な曲を立体的に歌う方法とは?

そもそもの楽曲に抑揚が少ない曲も少なくありません。


そんな楽曲を目の前にした途端、一気に棒読みに、、なんて症状で悩んで僕のスクールに来る

生徒さんはかなり多いです。

 

実際、抑揚の少ない曲を立体感溢れる魅力的な歌声にするのは簡単なことではありません。

ただそれは正しい抑揚の付け方を知らないからなので、安心してくださいね。

 

具体的には、音程の取るタイミングを〇〇すれば解決する話です。

アップテンポな曲、抑揚の付けづらい曲であってもしっかりと抑揚をつけていく方法を解説していきます。

 

内容は講座の一部ですが、参考になれば幸いです。

参加費

参加費について話します。

 

勿体ぶってもしょうがないので、最初に参加費を話してしまいますが

1レッスン35,000円です。

ここから値下げ等もありませんので、納得できる方だけ参加していただければと思います。

 

抑揚の重要性は、これまでも話してきた通りです。

 

この参加費を高いと思うか安いと思うかは皆さん次第ですが、

少なくともここまで抑揚をロジカルに誰でも実践できるようにした再現性の高い講座

日本中探してもどこにもないでしょう。

 

そういう意味で、この講座は非常に希少性の高い講座です。

僕が今までの人生で研究してきた抑揚に関しての知見を全て注ぎ込んだ講座です。

 

この講座を通じて、魅力的な歌声を手に入れていただければ嬉しく思います。

参加者の声

抑揚理論に参加した方の口コミを一部紹介させていただきます。

 

歌声に”魂”が宿りました

東京都:佐野翔太さん 19歳・男性(大学生)

こんにちは、佐野です。

まず歌声で悩んでいたことといえば、とにかく表現力。これにつきます。

たとえば、友達と歌っている時も「お経みたい笑」と指摘されたり、笑われたりすることが

よくありました。

でもどうしていいか解決策は分からないし、ネットで調べても「抑揚をつけましょう、強弱をつけましょう」なんて曖昧な

情報ばかりで。。汗

だからなのか、抑揚よりもまずは高音でしょ!と思って、ずっと抑揚や表現力については後回しになってたんです。

もちろん、それまでずっと高音の練習だけ力を入れてきたので、それが間違いじゃなかった!

と思いたかったのもあるかもしれません。

でも抑揚なんてよく分からないし、そんなことよりも高音発声の方が大事だと思ってたんですよね。当時は。

それまでひたすら高音の練習をしてきたので、その努力が無駄だったと認めたくなかったのもあるかもしれません。

ですが実際に歌が上手なアーティストを聴いてみると、表現力に長けているのは間違いないのも事実で、

それと自分の歌声を比較した時に足りないのは抑揚なのかもしれない、、

と不安になってきてたんです。笑

 

そんなこともあって、今回の案内を頂いた時、

「金子さんは僕の心を読んでいるのか?!」と思いました。w

正直参加前は少し迷いましたが、今までの講座も全て参加費以上の価値があったので、

絶対に参加したいと思い、今回も参加させていただきました。

そして、結論から言うと参加して本当によかったと今まさに実感しています。

前のスクールでは、「もっと感情込めて!」みたいな

感覚で抑揚を教えられていたので、さっぱり理解できなかったんですが、

先生のレッスンはロジックで抑揚を説明してくれるので、心から納得できましたし、

誰がやっても再現できるような内容だと思いました。

実際に教えていただいたことを忠実に取り組んでいくと、シンプルに自分の歌声が

劇的に変わっていくのが分かるんですよ。

今までやってきたミックスやベルティング、声質などの個々のスキルが今回の抑揚で

それぞれの点が一本の線になった気がするんです。

 

そして、講座の初回のレッスンに録音した自分の歌声と今の自分の歌声を聴き比べると

もはや別人レベルで自分でも驚くぐらいの変化があります。

なんというか、歌声に魂が宿った、、と言いますか、、

今の自分の歌声は聴いていても、本当に胸をグッと掴まれるような感動を覚えます。

実際友達の前で歌うことになった時も、反応がとても良くて

「なんかすごい歌上手くなってない?!」と褒めてもらえたのは

自分にとって自信になりましたし、確かに歌声が魅力的に変化していることを確信できています。

歌うことが本当に楽しくなりました。今では小躍りしながら、道端で歌っているので

先生同様周りから変な人と思われていますが、そんなの関係ないくらい楽しいです。笑

先生、改めてこんな素晴らしい知識を授けてくださり本当にありがとうございます。

今の僕があるのは先生のおかげです。先生なしではここまで魅力的な歌声は手に入りませんでした。

これからもご指導よろしくお願い致します。

 


東京都:

講座名の由来

「熱狂の抑揚理論」という講座名にしたのは、

抑揚をきちんと理論的に学び、多くの人々を熱狂させるような歌声を手にするシンガーを増やしたいという

想いからです。

 

まだまだ、この業界を見ていると感情表現や抑揚は「感覚やセンス」で片付けられることが多いです。

だからこそ、僕はその状況に一石を投じるつもりでこの講座を作りました。

 

繰り返しになりますが感情表現は理論であり、技術です。

そしてその技術を身につけ、磨いていけば誰でも多くの人々を熱狂させる魅力的な歌声を手に入れることができるんです。

 

 

抑揚をつけている”つもり”でした。

これ、本当に重要で伝えたかったことなんですが、

感情表現、及び抑揚は自分では出来ている”つもり”になってしまっていることが多いです。

 

つもり。

本当に恐ろしい言葉です。。

 

自分では間違いなくできていると思っているから、本人は自分では絶対に気づけないんですよ。

 

実際僕のところに初めて習いにきてくれる人たちの中にも、このパターンに当てはまっている人は

かなり多いんですよね。

 

でもこれ、僕も全然人のこと言えなくて。

ボイトレを始めた頃は、僕も一生懸命感情を込めて抑揚をつけている”つもり”でしたからね。

 

声量を小さくしたり、大きくしたり、

ところどころウィスパーを入れて息混じりにしたり、

マイクを離したり、近づけたり。

 

感情を込めて、さらにテクニックも自分なりに駆使しているつもりでした。

 

恥ずかしい話、自分ではそれでイケてるとも思ってました。正直。苦笑

 

でも、実際は全然出来ていなかったんです。

僕の声を劇的に変えてくれた先生に指摘されて、初めてそれに気づくことができました。

 

「お前、抑揚のよの字も分かってないよなw 今のままじゃ歌オワコンだよw」

みたいなことを平気でのたまう先生だったので、

 

最初は正直、めちゃくちゃイラっときましたね。笑

 

でもそこで、ちっちゃいプライドかましてへそ曲げてしまったら成長などありません。

 

だから当時は注意されてすごい悔しかったけれど、一旦素直になって

感情表現の技術、抑揚を一から学んでいったんです。

 

だからこそ今の僕があります。

実際、教えてもらってから周りの反応が一気に変わっていきましたし、

やっぱり抑揚を理論的に学ぶ機会に恵まれて良かったと思います。

 

もしあの時、「抑揚なんてもう出来てるわ!」

と不貞腐れてたら、今でもお経みたいな歌い方のままで、

死ぬほど魅力のカケラもない歌声だったと思いますね。

 

だから素直に学んでよかったと、今なら心の底から言えます。

 

ちなみに僕の生徒さんでも、素直に学んでいく姿勢のある人が多くて、

本当にすごいなと僕自身も刺激を受けています。

 

僕はこれを書いている今26歳です。

 

たとえば普通は嫌じゃないですか。歳下から習うとか。

 

僕よりも歳上の方は、

歳下の26歳のガキにごちゃごちゃ言われたくないという方も多いはずです。笑

 

ただそれでも年齢関係なく、素直に学びぐんぐん成長していく姿勢がある生徒さんを

僕はめちゃくちゃかっこいいと思っていて心から尊敬しているし、自分もそんな素直な人間でありたいと思いますね。

抑揚の威力は実際に体験してみないと分からない

ここまで抑揚の威力については何度も繰り返し話してきたつもりです。

 

でもここまで読んでも、その威力は僕が伝えたい熱量の

2割くらいしか伝わってないかもしれないな、

と思ってます。笑

 

もちろんそれは皆さんが悪いとかじゃなくて。

 

やっぱり本当の意味で抑揚を身につけた後にしか分からない世界ってあるんですよね。

 

僕も抑揚を身につけた後の世界を知るまでは、

歌唱力に一番重要なのは、高音と声質だと思ってました。

 

もちろんそれらのスキルも重要です。めちゃ大事。

 

ですが抑揚を身につけてみて、

それらのスキルは感情表現の手段のほんの一部でしかないと知りました。

 

皆さんが歌を歌う最終的な目的はなんでしょうか。

きっと人の心を動かすことですよね。

歌の力で人々を感動させ、熱狂させることだと思います。

 

そしてそんな一見難しいことを一気に簡単にしてしまうのが”抑揚”というスキルである以上、

僕は抑揚が究極の歌唱スキルだと確信しています。

 

歌の上手いシンガーの曲を聴いてみてください。

 

曲の歌い出しの低音のAメロ部分から、抑揚をつけられているので、

曲を聴いたその瞬間に曲の世界観に惹き込まれるはずです。

 

まさにそれは抑揚の力であり、

そんな究極に人の気持ちを動かす歌い方、そんな世界があることを僕は知ってしまったのです。

 

そして実際に抑揚をつけられるようになって、それまでの歌い方が恥ずかしくなるくらいに

周囲の反応がガラリと変わりました。

 

その時初めて「うわ、抑揚の威力ってヤバすぎるな、、」

と、鳥肌が立ったんですよね。

 

こんなのもはやチートじゃんか。。と。

 

と、同時にずっとそのチートをこっそり使い続けていた一部の一流シンガーたちを

恨めしくも思いました。笑

 

だから奴らはあんなに魅力的な歌声を響かせられていたのか、、!とね。

 

聴く人の心を鷲掴みにしているシンガーの秘密、裏側を知ってしまったような感覚なんです。

それぐらい歌声の威力を変えてしまうスキルなんですよ。抑揚は。

 

だから今、抑揚の重要性が分からないかもしれないし、威力が伝わらないかもしれないですが、

繰り返しになりますが抑揚ほど人の心を強く揺さぶる最強のスキルはありません。

 

ぜひ抑揚というチート級のスキルを手にした人にしか分からない世界を体験してほしいと思います。

最後に

最後になりますが、「熱狂の抑揚理論」を通じて、

多くのリスナーを感動させられるシンガーを増やしていきたいと思っています。

 

今の時代カラオケが身近になり、いわゆる歌唱力が高い人は

一昔前の時代に比べて増えたと思ってます。

 

ただ本当の意味で多くのリスナーを魅了し、感動させることのできる

シンガーは本当にまだまだ一握りです。

 

元々日本人は、感情表現が苦手な人種です。

普段の会話でも抑揚は少なく、それが歌唱力にも悪い影響を及ぼしているのは

紛れもない事実として受け入れないといけません。

 

だからこそ、この講座で本当の意味での抑揚を理解できる人を増やしていき、

さらに、ゆくゆくは日本中が感動的な歌声を響かせられるシンガーで溢れたらと願ってやみません。

 

それが日本の音楽業界の活性化につながると思いますし、その一助となれたらと思って

これからも精進していきます。

 

一緒に多くのリスナーを感動、熱狂させる歌声を手に入れましょう。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

ボイストレーナー/ボーカルトレーナー 金子太登