感情表現は技術だ。だから誰でもできる。

皆さんこんばんは、ボイストレーナーの金子です。

今日の話は重要です。めちゃくちゃ重要。

最後まで読んでもらえれば、抑揚に対しての考え方が変わりますよ。

さて、抑揚を身につけると

人々を感動させる圧倒的な歌声が手に入ることは昨日も触れた通りです。

僕自身も、抑揚を身につけたからこそ普通に歌うだけでも

「めちゃくちゃ感動しました！」と言ってもらえるような

歌声を身につけることができました。

じゃあその抑揚はどうやって身につけたのか？

という話ですが、

僕は抑揚を理論的に学ぶことができたから

飛躍的に歌唱力を伸ばすことができたと確信してます。

何度も触れてきたように、抑揚（感情表現）は技術であり、理論です。

技術は、誰でも練習をすれば後天的に身につけられるものを指すので

再現性のあるものです。

コックさんが料理を覚えていったり、

医者が手技を覚えたりするのと同じように、

シンガーは抑揚という技術を一つ一つ身につけていくんです。

そもそも抑揚とは何か？

抑揚の要素とは何か？

どんな練習をすればいいのか？

全て言語化して、人に説明できるレベルまで持っていってから、

淡々と練習を積み重ねていくこと。

その積み重ねが、人々の心を揺り動かす感動的な歌声につながるんですね。

僕自身、運よくそんな抑揚を理論的に一から学べた以上、

上手いく気しかしなかったし、実際にそうなったんです。

僕が教えた人たちも、みんな同じです。

当たり前のように、抑揚を理論的に学び、当たり前のように

感動的な歌声を手にいれています。

でも一方、この業界を見ていると残念なことに、

ほとんどの人たちが抑揚を「感覚」で理解してしまっています。

感情を込めれば、リスナーに気持ちが伝わる！

歌詞の意味を深く理解すれば大丈夫！

カバー曲は、自分の歌のつもりで歌ってみよう！

そんなふうに、特にこれといった根拠のない方法で

感情を込めようとしてしまっているわけです。

ですが、抑揚が技術である以上

その原理原則から外れてしまえば、

どんなに心を込めても気持ちがこもらない、つまらない歌になってしまうのです。

これはもうしょうがないことです。

当然、練習している人たちは悪くないんです。

悪者がいるとすれば

こんな環境を作り上げている指導者たちですね。

こんなこと言いたくはないですけど、

今の日本で抑揚を、正しい理論を元に体系的に教えられる指導者はほとんどいません。

いや、いることにはいますね。

でも、ネットサーフィンしてて、

「おっ！！これは、いい情報ツイートしているな〜」なんて思って

その方のプロフィール見ると、結局そのほとんどが僕の知り合いだったりします。w

それも片手で数えられるくらいの人数です。汗

だからこそ、僕はつくづく運が良かったと思うわけです。。

抑揚の正しい知識を超絶に優秀な先生から教えてもらえたわけですから。

運悪く、他の先生に当たっていたら

今頃僕は、皆さんに指導していないでしょう。

となれば、当然上手く歌える日は永遠にこなかったでしょう。

だから、そうなってほしくないからこそ、

皆さんには抑揚を本当の意味で理解して、ガッチリ習得してほしいと本気で思ってます。

正直、抑揚は知識ゲーです。

知っているか知らないか。

ただただ、知っているシンガーが笑っちゃうくらい得をし、知らないシンガーは

いつまで経っても誰の心も動かすことができないつまらない歌い手で終わります。

厳しいようですが、これが現実です。

だからこそ、僕らは本当の意味での抑揚を理解して、

多くの人を感動させられるような魅力的な歌声を手に入れましょう。

そのための知識は全て講座に詰め込みました。

明日の夜21時にご案内予定です。

楽しみにしていてくださいね。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。